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フェラーリ、F1を止める?止めない?

2014年06月21日(土)7:00 am

F1撤退のカードをチラつかせて脅しをかけていたフェラーリ会長、ルカ・ディ・モンテゼモーロが29日(金)、内容を一転させる発言を行った。

先週モンテゼモーロは米有力経済紙『Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)』で、もし2020年までに同社がルマン24時間レースに参戦するなら、それがF1を止めるときだと発言。

その背景には、今年新しくなったF1に対するモンテゼモーロの非常に厳しい姿勢がある。報道によると、F1 CEOバーニー・エクレストンに書簡まで送って主な関係者を集めた会議の場を要求したという。

こうしたフェラーリの強い批判については、18日(水)にイギリスで開かれたF1コミッション(F1チーム、FIA、エクレストン、開催サーキットなどで構成する委員会)の会合で長時間かけて話し合われたとされる。

イタリアの各マスコミは、20日(金)に北イタリアのモデナで行われたフェラーリの姉妹ブランド、マセラティのイベントでモンテゼモーロが放った次のようなコメントを伝えている。「エクレストンに書いた手紙がどうしたって?会議を開くのにわざわざ彼(エクレストン)に手紙を書く必要などないよ」

「フェラーリがF1を止めるなどとは決して述べていない。しかし、そろそろF1を取り巻く環境について振り返ってもいいころだとは思う。フェラーリには、各チーム、ファン、マスコミ、スポンサーの利益のために、F1の成長を追い求める使命がある」

「F1はとてつもないスポーツだ」と、モンテゼモーロ。「だが、よりよくするには何かをしなければならない」

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