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F1ドイツGP開催権の綱引き、激化

2014年06月19日(木)11:50 am

ホッケンハイムでのF1ドイツGP開催が宙に浮いている。

同コースはF1 CEOバーニー・エクレストンとのあいだで2018年までの契約を保持。その間、ニュルブルクリンクと一年交代でドイツGPを開催することになっている。

ところがエクレストンとニュルブルクリンクは17日(火)、2015年から2019年まで毎年ドイツGPを行う方向で新契約締結間近だと発表。

これにホッケンハイムは怒り心頭だ。

「われわれには契約がある。しかも免責条項は存在しない」と、ドイツ『Mannheimer Morgen(マンハイマー・モルゲン)』紙に語るのは、ホッケンハイムの支配人ゲオルグ・サイラーだ。

「事実は次のとおりだ。われわれホッケンハイムは2016年と2018年にドイツGPを開く。そのほかはすべて憶測にすぎない」

しかし、それより前にエクレストンは、ホッケンハイムの契約は「特殊な条件」を前提に成り立っていると発言。ニュルブルクリンクがより好条件で参入すれば、それも反故になるというのだ。

エクレストンは、あくまで扱いは同等だと主張している。

「同じことがホッケンハイムにも当てはまる」と、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に話すエクレストン。「彼らとだって新たに契約を結ぶことができる。他サーキットと同意している条件でね」

ニュルブルクリンク側では18日(水)、ホッケンハイムの怒りについての言及を避けた。

「われわれとしては、エクレストン氏とホッケンハイムが交わした契約の詳細について関知しない」と、新たにニュルブルクリンクを所有することになったカプリコーン社を代表して語るのはカルシュテン・シューマッハだ。

「そのため、ドイツGPが2016年と2018年にホッケンハイムで行われるかどうか、決めつけはおろか推測もしたくない。さらに、ドイツはF1グランプリをふたつ抱えることが可能かどうかも知らない」

またシューマッハによると、ホッケンハイムの受け止め方はどうあれ17日(火)の報道発表は出さないわけにいかなかったという。

「ダンマリを決めこむのは無理だ」と同氏。「ロベルティノ・ヴィルト(カプリコーン社代表)とバーニー・エクレストンのあいだで契約が成立したとマスコミに報道されてはね」

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