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ルーマニア発の新F1チーム、いまだFIAからの正式回答待ち

2014年06月17日(火)11:39 am

2015年以降、F1に新規参入を予定している「フォルツァ・ロッサ」では、まだF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)からの「正式回答」を待っている状況のようだ。

最近、すでに新規参入の承認を正式に受けているアメリカのジーン・ハースに続き、ルーマニアに本部を置くフォルツァ・ロッサに対してもFIAが参戦を承認することを決定したと報じられていた。

この新F1チームの母体は、ルーマニアのフェラーリ車公認ディーラーであるフォルツァ・ロッサであることはすでに知られているが、ルーマニアの日刊紙『Gandul(ガンドゥル)』は、そのフォルツァ・ロッサのマーケティングディレクターであるボグダン・ソネアのコメントを次のように紹介している。

「そう、それは事実だ」

「フォルツァ・ロッサは申請書類を提出しており、F1参戦に関しFIAからの正式な回答が得られるものと考えている」

ソネアは、かつてHRTやフォース・インディアでチーム代表を務めたことのあるルーマニア出身のコリン・コレスが新チームのプロジェクトを率いていくことになるのを認めたものの、実際のチーム名は「フォルツァ・ロッサ」とは別のものになるだろうと次のように語った。

「フォルツァ・ロッサは申請上の名称だ。だが、F1に参戦するときのチーム名はまだ最終的に決定されていない」

ソネアは、予算の額なども含め、まだ多くの部分について詳細なことは分からないと語っている。

だが、このフォルツァ・ロッサに関しては、エンジンパートナーに関して、いくつか矛盾するような報道も行われている。フォルツァ・ロッサとフェラーリとの関係からみて、エンジン供給を受けることになるのはフェラーリだとの見方が強いものの、一方ではルノーとの交渉を行っているようだとのうわさもある。さらには、ルーマニアの大衆車メーカーとして知られるダチアがこのプロジェクトにかかわることになるかもしれないという話さえある。

ソネアは、この件に関して次のように答えた。

「この件に関してはお話しできないんだ。我々はこうしたうわさに関して、それを認めることも否定することもできない」

だがソネアは、これまでうわさにのぼっていたルーマニア政府との関係については否定し、このプロジェクトは「100%民間資本によるものだ」と主張している。

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