フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモーロは、F1の将来を話し合う場を設けようと訴えている。
モンテゼモーロは、「F1は機能していない」、「われわれはスポーツカーレース(WEC)とF1を同時に行うことはできない」と『Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)』に語ったばかりだ。
この発言は、フェラーリがF1から撤退してル・マンに向かうということかと物議を醸したが、それは「極端」な解釈だとチームの公式サイトは否定している。
今度は、モンテゼモーロがF1の筆頭株主らをフェラーリの本拠地マラネロに招待する書簡を送ったという。9月のF1イタリアGP(9月7日決勝)前にマラネロで話し合いの場を設けることを提案したものだ。
書簡の相手は、F1最高責任者バーニー・エクレストンと、F1の商業権を握るCVCキャピタル・パートナーズのドナルド・マッケンジーだとフェラーリ公式サイトが明らかにしている。
またモンテゼモーロは、グーグルやアップルほか、「新たなメディア」や「ソーシャルネットワーク」の代表を招待することも望んでいる。
フェラーリ公式サイトはこの書簡について、「最後通告でも脅迫状でもない」とし、その目的は、「新たなアイデアを考え、F1がモータースポーツの頂点であり続けられるようにする」ことだと説明している。