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フェラーリ会長、2020年以降のF1撤退をほのめかす

2014年06月14日(土)11:47 am

今週初め、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が14日(土)に開催されるル・マン24時間レースのスターターを務めるとともに、そこでフェラーリがル・マン・シリーズと呼ばれるWEC(世界耐久選手権)のプロトタイプカテゴリーへの参戦を発表するのではないかと報じられていた。

だが、これまでしばしば新たなF1レギュレーションに対して批判的な発言を行ってきていたフェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は、ル・マンのプロジェクトとF1活動を両立させるのは難しいと、将来的にF1からの撤退をほのめかす発言を行った。

「F1は機能していないよ」

『Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)』にそう語ったモンテゼモーロは次のように続けた。

「F1は衰退し続けている。それは、(F1統括団体である国際自動車連盟FIAが)人々は興奮を求めてレースを見るのだということを忘れてしまったからだ。効率性を追求するレースなど、誰も見やしないよ」

そして、モンテゼモーロは次のように続けた。

「もちろん、我々はスポーツカーレース(WEC)とF1を同時に行うことはできない。それは不可能だ」

フェラーリはこのモンテゼモーロの発言を受け、現時点では「拡大解釈」であるとしつつも、フェラーリでは参戦継続を確約している2020年まではF1を継続するものの、それ以降はF1を撤退し、ル・マン・シリーズに専念していくことになるかもしれないとの警鐘めいた文章を13日(金)に公式サイトに掲載している。

だが、フェラーリの公式サイトでは、フェラーリではル・マン・シリーズとF1の両方へ対応することもできるとし、「フェラーリが両方の分野で戦い続けるために活動を強化することを止められるものは何もない」と主張している。

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