ヨットレースの最高峰アメリカズカップへの挑戦を計画しているベン・エインズリーは、レッドブルの最高技術責任者エイドリアン・ニューイがプロジェクトに参加する可能性もあると語った。
F1最高のデザイナーとして名高いニューイだが、F1の第一線から退き、レッドブルが新たに始める先進技術プロジェクトを率いることが最近明らかになっている。
ニューイは過去にもアメリカズカップのヨットをデザインすることに興味があると話したことがあり、オリンピック金メダリストでセーリング界の英雄であるエインズリーとの関係は何度も取り上げられてきた。
10日(火)に、1億3,000万ドル(約132億円)規模のエインズリー率いるイギリスチームが発足し、2017年開催のアメリカズカップ出場を目指すことが発表された。
『Guardian(ガーディアン)』紙は、次のようなエインズリーの話を伝えている。「エイドリアンとは2回ほどすごくいいおしゃべりをした。彼はアメリカズカップでレースすることに乗り気だ。われわれにとっては素晴らしいことだよ」
「彼はまだF1で大きな責務を背負っている。そこに、チームへの関与を組み入れられるのかどうかによるね」
「(ヨットのデザインは)空力と流体力学がすべてだ。だからF1界のモータースポーツのチームとすでに話し合いを始めている」とエインズリーは語っている。
またエインズリーは、ニューイがアメリカズカップ優勝をイギリスにもたらす「手助けをしたがっている」とBBCラジオでも話した。
「エイドリアンがチームに加わる話は何度もあったし、僕もエイドリアンと何度も会っているよ」