ドイツの『Auto Bild Motorsport(アウト・ビルド・モートアシュポルト)』が、レッドブルの最高技術責任者であるエイドリアン・ニューイが、今後F1エンジンの開発に携わる可能性があると報じた。
レッドブルは、F1カナダGP(第7戦)が開催されていたモントリオールにおいて、天才F1カーデザイナーとの呼び声も高いニューイとの契約を更新したと発表した。
だが、その内容は、ニューイは近い将来レッドブルが用意する「先進的技術センター」に所属し、F1にかかわらず、広い技術分野で活躍することになるだろうというものだった。
『Auto Bild Motorsport(アウト・ビルド・モートアシュポルト)』は、今後ニューイが率いることになる「先進的技術センター」が担当する「プロジェクト」のひとつは独自のF1エンジン開発になるかもしれないと推測。恐らくそこにはかつてメルセデスの傘下に入ったことのあるエンジンメーカー、イルモアの創設者であるマリオ・イリエンがかかわることになるだろうと報じている。
これに関し、ニューイも「悪いアイデアではないかもね」と答えたとされている。
今季、ルノーエンジンの信頼性とパワーの不足により、ライバルのメルセデスAMGに大きく後れを取っているレッドブル。少し前にレッドブル総帥であるディートリッヒ・マテシッツが「自社エンジン製造」の可能性をほのめかす発言をしていたこともあり、あながちありえない話ではないかもしれない。