先週末に開催されたF1カナダGP(第7戦)では、開幕戦以来続いていたメルセデスAMGの連勝が6でストップした。モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットでメルセデスAMGの手から勝利がこぼれてしまったのは、2台のクルマに技術的問題が発生してしまったためだ。
これにより得をしたのはレッドブルだった。今季から4年連続F1チャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のチームメートとなったダニエル・リカルドが終盤に勢いを失っていたニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)をとらえ、F1初優勝を遂げている。
だが、レッドブルも、今後もまたこうした「棚からぼたもち」的な状態にならない限り、レッドブルが勝利を続けていくのは難しいと考えているようだ。
レッドブルのドライバー育成責任者であるヘルムート・マルコは、次戦オーストリアGP(22日決勝)について言及しながら、『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語った。
「レッドブルリンクには長いストレートと上り坂がある。だから、我々が勝てるとすれば、それはまたメルセデスAMGが問題を抱えてくれた場合だろうね」