マクラーレンのレーシングディレクターのエリック・ブーリエは、今年で契約の切れる34歳のジェンソン・バトンとの契約延長を望む意向を示している。
マクラーレングループ会長兼CEOのロン・デニスと2015年からエンジンを供給するホンダは、バトンに代えてフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)やセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の獲得をねらっているのではないかといううわさがある。
F1カナダGP(8日決勝)開催前の5日(木)に新しい契約の交渉は進んでいるかと聞かれたバトンは、こう答えた。「いや、ないね」
「まったく進展はない。どちらも将来一緒に仕事をしていきたいと望んでいるけれど、まだそういう時期じゃないんだ」
ブーリエも、7日(土)にまだ契約交渉の時期ではないと認める一方、マクラーレンがバトンとの契約延長を望んでいるとしている。
「その時期が来たら、ぜひとも彼と腰を落ち着けて話し合いたい。もちろん、可能な限り長く続ける方向でね」とブーリエはイギリスのテレビ局『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』に話した。
「ケビン(マグヌッセン)についてもそうだ。だが、ジェンソンの仕事に対する評価はどんどん上がっているよ。本当だ」とブーリエは付け加えている。