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フォルクスワーゲンに関する記事は「でっちあげ」だとレッドブル首脳

2014年06月05日(木)21:30 pm

レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコが、ドイツの大手自動車メーカーのフォルクスワーゲンをF1に引き込もうとしているとの報道を否定した。

マルコは先週、レッドブルでは6月22日(日)に決勝が行われるF1オーストリアGPにおいてルノーエンジンの評価を行い、その上で「将来のエンジンパートナーを決定する」とし、『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語っていた。

「フォルクスワーゲンではすでにほかのレースシリーズに参戦しているし、そのエンジンはF1のテクノロジーと似たものだ」

だが、レッドブルでは現在のルノーエンジンには満足できていないとしながらも、そのフォルクスワーゲンに関する記事については否定している。

「あれ(記事)はまったくのでっちあげだよ」

オーストリアの『Die Welt(ディー・ヴェルト)』にそう語ったマルコは、さらに続けた。

「我々の目標はルノーとともにオーストリアGPで最初の評価を行うということだ。データをテーブルの上に並べ、2015年に主軸を移した計画を進めるようにするか、あるいは現在の状況をできる限り速やかに改善するためのよりよい方法を見いだすためにね」

「それが真実だよ」、とマルコは付け加えた。

しかし、マルコは2014年シーズンにおけるルノーの状況に失望していることを隠そうともしていない。

「我々ばかりでなく、ルノーエンジンを使うほかのチームも非常に大きな問題を抱えている」

そう語ったマルコだが、エンジンの問題解決のために生じた損失についてルノーに損害賠償を求めるかもしれないと報道されていたことについても否定し、次のように続けた。

「ばかげているよ。我々は誰に対しても訴訟を起こすつもりなどない。特にルノーに対してはね。我々はただエンジンが力不足なことを嘆いているだけだ」

「それに、我々が不満に思っているのは、ルノーがその問題に取り組み始めたのがシーズン前テストでそれが劇的に明らかになってからだったということだ。我々の目から見ればずいぶん遅すぎたよ」

マルコも、ルノーの状況はシーズン前の状態から比べれば格段に改善されたことは認めている。だが、それでもまだ満足するには到底至らないと主張している。

「まだ十分じゃないよ。勝ことができるものにする必要があるからね。それこそが我々の目標であり、ルノーとともに目指していることなんだ」とマルコは締めくくった。

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