ドイツのリハビリテーション専門診療所が、ミハエル・シューマッハの治療に当たっているとのうわさを否定した。
かつて7度のF1チャンピオンに輝いたシューマッハだが、昨年末のスキー事故によりすでに5か月以上こん睡状態が続いている。シューマッハのマネジャーであるザビーネ・ケームは4月に、シューマッハがこん睡から覚醒(かくせい)する兆候が見え始めたことにより、入院しているグルノーブルの病院から転院する計画があることを明らかにしていた。
ケームは、当時テレビ局『ARD』に対し、「私たちの計画と望みは、ミハエルがリハビリ診療所に移ることができるようになったときから、こうしたメディア報道がやむことです」と語っていた。
4日(水)にドイツの『Radio 7(ラジオ7)』が、シューマッハは現在、ドイツのアレンスバッハにあるクリニケン・シュミーダー神経リハビリ病院で回復に向けた治療を行っていると報じた。
だが、ドイツの『DPA通信』によれば、同クリニックの広報担当者はその『Radio 7(ラジオ7)』の報道を明確に否定したという。
『DPA通信』は、シューマッハは現在も、昨年末にフランスのメリベルで起きた事故後に収容されたグルノーブルの病院にいると付け加えている。