先週、イタリアの公道でメルセデス・ベンツのPRイベント中に人身事故が発生、目撃者によると原因を作ったのはニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)だ。
北イタリアのチロルでキャンプを張っていたサッカーのワールドカップ・ドイツ代表チーム。スポンサーのメルセデス・ベンツがキャンプ地で主催した行事で事故は起きた。この催しに出席したロズベルグとDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)ドライバーのパスカル・ヴェーラインが市販車でデモ走行中、道路脇にいた二人をはねて負傷させたのだ。
同社が出した声明によると、ヴェーラインが「立入禁止の臨時コースで思いがけず二人の歩行者に遭遇」、当ててしまったという。
ところが、ある目撃談は声明の内容と異なる。
「私は一部始終を見た」と、この目撃者はドイツ『TZ』に、次のように語っている。
「二台はおよそ時速80キロで、約0.9~1.2メートルの間隔を置いて走っていた」
「すると突然、ニコ・ロズベルグが急ブレーキをかけたのだ。パスカル・ヴェーラインはさぞかし驚いただろう。明らかに彼(ロズベルグ)は、コースがどちらに向かっているか把握していなかった」
「前方のロズベルグを避けようとヴェーラインは左にハンドルを切ったため、二人をはねたのだ」