佐藤琢磨が今季2度目のポール獲得／インディカー第7戦（デトロイト第2レース）
デトロイトのベルアイル市街地サーキットで行われているインディカーの今季第7戦「インディ・デュアル・イン・デトロイト」第2レースの予選で、日本人元F1ドライバーの佐藤琢磨（AJフォイト・レーシング）が見事にポールポジションを獲得した。琢磨のポール獲得は今シーズン開幕戦に続いて2回目。
予選は、5月30日（金）に行われていたフリー走行でのタイムをもとに、2グループに分かれてそれぞれ12分間ずつで行われた。第2グループで予選に臨んだ琢磨は1分16秒1371の全体ベストタイムを刻み、今季2度目のポールポジションを手中に収めた。今シーズン2度ポールを獲得したのは7レースを通じて琢磨だけとなる。
2日間で2レースを行うデュアルレースとして開催されているデトロイトでのレースだが、琢磨は、前日に行われた第1レースではギアボックスにトラブルが発生し、その交換のために4周遅れの18位となっていた。第2レースをポールポジションからスタートすることになった琢磨は予選後に次のようにコメントした。
「チームのためにものすごくうれしいです。昨日はギアボックスに問題が発生して厳しい日になりましたが、第1レースをテストセッションとして役立てることができ、多くのことを学びました。解決すべきことを発見できましたし、チームやエンジニアたちが素晴らしい仕事をしてうまくまとめ上げてくれました」
「（予選で）最初のグループが走るのを見て、サーキットの状態が非常によいことは分かっていました。うまく（1分16秒台を）出せるかどうか分かりませんでしたが、残り2周となったときにクルマが非常にうまく機能してくれていたので自信を感じることができましたし、最後のラップでのクルマは本当にいい状態になっていました。僕はミスを犯さないようにしなくてはなりませんでした。タイムについては100％僕に委ねられていましたからね。あれは予選で最高の瞬間でした」
決勝レースは、この後現地時間1日の15：30（日本時間2日4：30）にスタートする。
