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自転車チームの立ち上げは着々と進んでいるとアロンソ

2014年05月31日(土)6:55 am

フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が、イタリアの有名な自転車レースであるジロ・デ・イタリアで一日を過ごした。

今週前半はフェラーリのF1シミュレーター作業に専念していたアロンソだが、29日(木)には、ジロ・デ・イタリアの171kmに及ぶ山岳ステージでVIP車両を運転するために北へと向かった。

アロンソはそこでレースリーダーの印であるピンクのジャージ「マリア・ローザ」を身に付けた選手のホスト役を務めていた。

だが、アロンソは厳しい戦いとなっているF1シーズンから、単につかの間の休息を取るためにそこを訪れていたわけではない。

32歳となるアロンソは自転車競技のファンであることがよく知られているが、昨年は自転車レースの世界へ足を踏み入れるべく、スペインのトップチームであるエウスカルテル-エウスカディの買収を試みたが、それは失敗に終わっていた。

その後、アロンソは、一から自分の自転車チームを立ち上げると宣言。2015年から上位カテゴリーへの参戦を予定している。

だが、最近になって、そのアロンソの計画が思うように進んでいないとのうわさがささやかれている。

伝えられるところによれば、アロンソはトップライダーのひとりであるペーター・サガンの獲得を試みたものの、それに失敗。さらに、アラブ首長国連合との年間2,000万ドル(約20億3,000万円)とも言われるタイトルスポンサー交渉や、自転車競技の統括団体であるUCI(国際自転車競技連合)との交渉ももはやうまく進展していないと言われている。

しかし、UCIに「FACT(フェルナンド・アロンソ・サイクリング・チーム)」として登録された自分のチームについて29日(木)に質問を受けたアロンソは、2015年には参戦できるよう計画が進められていると次のように語った。

「僕たちはそれに取り組んでいるよ。それが僕たちの目標だし、望んでいることなんだ」

「ご承知の通り、守らなくてはならないルールもあるし、守らなければならない期限もある。僕たちはすべてルールにのっとった形で目立たないところで活動を続けているよ」

さらに、アロンソは続けた。

「同様に、僕たちはプロらしく、丁寧に、取り組んでいるんだ。自分たちの世界とは別の世界に入ろうとしているわけだし、僕たちには多くのことを学ぶ必要があるからね」

「一歩ずつ進めていくよ。僕たちはいい形でそれをやりたいと思っているから、少しも急ぐ必要はないんだ」、とアロンソは付け加えた。

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