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ハミルトンは負け方を学ぶべきだとハッキネン

2014年05月29日(木)18:57 pm

かつて2度F1チャンピオンに輝いたミカ・ハッキネンが、先週末のF1モナコGP(第6戦)において、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が示した態度に対して苦言を呈した。

ハミルトンがモナコGP予選でチームメートのニコ・ロズベルグがわざとミスをして自分を妨害したと非難したことや、モナコ2連覇を達成したロズベルグに対し、祝福するどころか、まともに目を向けようともしなかったハミルトンの行為について、母国フィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』に次のようにかたった。

「私は、こういう状況においてのニコの忍耐力を評価するよ」

「ルイスが示したような考え方は、私は好きではないね」

ハッキネンは、そのメルセデスAMGのドライバー同士の緊迫した関係が、時間の経過とともに和らいでいくのかどうかは分からないと、『Hermes(エルメス)』のコラムに次のように書いている。

「何かが大きく変わるかどうかは分からない」

「私は、ルイスが彼の態度について謝ろうと考えているかどうかさえ分からないよ。それは非常に個人的なことだからね」

「だが、私の意見としては、優れた勝者が持つ特徴のひとつは、負け方をも知っているということなんだ」

かつてマクラーレンで活躍し、2001年に引退したハッキネンも先週末のモナコGPに姿を見せていた。ハミルトンは、そのモナコGPの予選でロズベルグが故意にミスを犯して自分の予選走行を妨害したと訴えた。

ハッキネンはそれに関し、次のように語った。

「彼(ロズベルグ)がミラボー(第5コーナー)でブレーキをロックさせたのは確かだ。あそこは下り坂で、路面にはやっかいな凹凸もある。だから簡単にミスを犯しやすいところなんだ」

「ニコは正直な男だよ。でも、彼がどこでブレーキをかけたか、コンピューターで非常に詳細に調べることもできるんだ」

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が行ったその詳細な調査の結果は、ロズベルグが故意にミスを犯した証拠はないというものだった。

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