V6ターボの新F1規格に何かと批判的なセルジオ・ペレス(フォース・インディア)。だが、今週末の第6戦モナコGPは「他のレースより面白く」なりそうと予想している。
2週前の第5戦スペインGP、ペレスは今季のF1をこき下ろした。ラップタイムで格下のGP2に並ばれるようでは、F1の「こけんに関わる」というのだ。
ところが、バリアに囲まれたモナコで図太いトルクのターボマシンと格闘するF1ドライバーの姿はかなりの見ものと、21日(水)、ペレスはモナコで次のように語る。
「ここでのレースは相当おもしろくなるね」
「きっとドライバーたちのミスが続出するだろう。間違いなく、ここ数年よりエキサイティングなレースになるよ」と、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に話すペレス。
モナコでは相変わらず、コンマ数秒を求め、きわめて高度な集中力をもって防護壁スレスレの走行を挑むドライバーだけに勝利の女神がほほ笑む。
その分、失敗したときの代償はいつにも増して大きい。2014年のモナコでは、それがさらに際立つとペレスは考えるのだ。
「このサーキットで一回のミスは、恐ろしいほどに高くつく」
「どの箇所が特に難しいというのはないんだ。全周にわたって影響するんだよ」