ダニール・クビアト(トロロッソ)は、今週末行われるF1モナコGP(25日決勝)を「未知の領域」と語っている。
数あるF1レースのなかでも「伝統の一戦」といわれ、その華やかな雰囲気でも有名なモナコGPだが、クビアトにとってはまったくの初体験だ。
ターボエンジンに変わった2014年のF1マシンはトルクが太く、タイヤも硬くなってグリップが低下しており、モナコの難しさはいっそう増すと見られている。21日(水)にセルジオ・ペレス(フォース・インディア)はこう話した。
「ドライバーがたくさんミスをするだろうね」とペレス。「ここ数年より間違いなく刺激的になるよ」
今年、19歳でF1デビューを果たしたクビアトは、GP3からF1にステップアップしたため、モナコでレースをした経験がない。
「モナコは僕にとってまったく新しい経験だ」とクビアト。
「モナコでレースをしたことがないだけじゃない。行ったことすらないんだ。それどころか、ストリートサーキットでレースしたこともないんだよ」
「まさに未知の領域へ一歩を踏み出すことになる」と話すクビアトだが、事前にシミュレーターでモナコのコースを経験したのは半日だけだという。