NEXT...F1開催スケジュール

ハミルトンは「心理戦」をしかけてくるとバトン

2014年05月19日(月)16:12 pm

現在4連勝と波に乗り、すでに今季のF1チャンピオン候補筆頭に上げられているルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)。だが、そのハミルトンが「心理戦」をしかけていくだろうと、かつてチームメートであったジェンソン・バトン(マクラーレン)が語った。

今季、メルセデスAMGのF1カーがほかのチームに対し圧倒的な性能差を示している。そんな中、2008年のF1チャンピオンであるハミルトンは、開幕戦こそエンジントラブルによりリタイアとなり、チームメートのニコ・ロズベルグに優勝をさらわれたものの、その後の第2戦マレーシアGPから、第5戦スペインGPまではすべてロズベルグに打ち勝ってきている。

ドイツの主要日刊紙である『Bild(ビルト)』の記者ヘルムート・ウールは、その劣勢をばん回するには、ロズベルグがあまりにも「いい人」過ぎるのではないかと次のように書いた。

「どちらも同じように速いし、同じようにいいドライバーだ。だが、ニコ・ロズベルグはタイトルを狙うには人がよすぎるのではないだろうか?」

事実、ハミルトンのマクラーレン時代のチームメートだったバトンは、ハミルトンがチームを離脱する2012年まで、彼が優位に立つために「心理戦」をしかけてきていたと語っている。

バトンは、メルセデスAMGが圧倒的な強さを見せつけている2014年シーズンについても、「きっと彼らはそのうち心理戦を始めることになると思うよ。もし今はまだやっていないとしてもね」と『Daily Mail(デイリー・メール)』に語った。

「彼(ハミルトン)はいくつかのことを僕にしかけてきたよ。それが効くドライバーもいるだろうけど、そうでない者にとっては、それによってさらに強くなるだけだよ。そういうドライバーはそんなことは笑い飛ばしてしまうからね」

そう語ったバトンは、次のように付け加えた。

「ニコは賢いから、ルイスが心理戦をしかけてきているのか、そうでないのかは分かるだろう。それはある意味ではニコを助けることになるか、あるいは彼(ハミルトン)自身を傷つけてしまうことになる。彼もそのうちうんざりして終わりにするかもしれないけれどね」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック