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ブラウンに今年のチームを見て欲しいとメルセデスAMGのボス

2014年05月19日(月)20:42 pm

メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフが、昨年まで同チームの代表を務めていたロス・ブラウンを再び同チームのガレージに呼び戻そうとしていることを明かした。

59歳のブラウンは、昨シーズン限りでメルセデスAMGを離れているが、今年はすでに、かつてテクニカルディレクターを務めていたフェラーリへ復帰するのではないかとのうわさがささやかれている。ブラウンは実際に、旅行の一環としてというただし書き付きながら、最近フェラーリ本部を訪れていたことも明らかとなっている。

ヴォルフは、『Telegraph(テレグラフ)』に対し、今季メルセデスAMGが圧倒的な力を見せていることについて、ブラウンの功績による部分もあるとし、ブラウンはまだ貴重な貢献を果たすことができるだろうと語った。

ヴォルフは、ブラウンがオーナーとして2009年にF1タイトル獲得に導いたブラウンGPをメルセデスが、2010年に買収した後、そのチームを成功に導くためにメルセデスでは何をすることが必要かということを「理解していた」のがブラウンだった、と次のように語った。

「ロス・ブラウンは2012年にチームがこのままでは何もよくならないと気付いていた。そこで彼は人材獲得を始め、組織の重要な部署に何人かの人材を配置したんだ」

ヴォルフは、ブラウンから受けた影響はそれだけではなかったと次のように続けた。

「レース週末に白熱した状況となったときなど、私はロスだったら何をしていただろうと想像するようにしているんだ」

「必要ならば、私は彼に電話をかけるよ。だが、我々には、レース中や、タイトル争いにおいて、ロスの落ち着きや経験が不足しているということはよく分かっている」

「ロスは、今年の成功におけるかなりの部分を占めているんだ。彼がここにいないのは本当に残念だよ」

そう語ったヴォルフは、ブラウンにサーキットに足を運ぶよう誘いをかけていることを明らかにし、次のように語った。

「ロスとは定期的に話をしているよ。そして今後のレースのどこかで彼を呼んでチームを見てもらおうと働きかけているんだ」

「彼は基礎づくりや、組織構成を整えることにおいて、非常に重要な人材だった。そして我々は彼にもチームの一員として、今年起こっていることを見て欲しいんだ。いつかは来てくれるはずだよ。彼はそうすると約束したからね」、とヴォルフは付け加えた。

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