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マルドナード「過去にモナコで使ったものより硬いタイヤが難点」

2014年05月17日(土)23:02 pm

ロータスのパストール・マルドナードが、モンテカルロ市街地コースで行われるF1第6戦モナコGP(25日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:バルセロナテストは結果通りいいものでしたか?

マルドナード:そうだね。初めて“普通の”テストになったと言えるよ。トラブルがなく、すべての予定を終えることができた。クルマについてたくさん学んで、すごくいい重要なテストになった。すべてがどんどん良くなっていると思う。もちろん結果にも満足だよ。

Q:クルマを運転していても、進歩を感じることができますか?

マルドナード:以前に比べれば、クルマは大きく進歩したよ。テストで集中したのは、さらにセットアップを進歩させることと、新しいアイデアを試すことだ。正直、忙しい内容だったけれど、これで今後のシーズンがもっと良いものになるといいね。エンジニアがファクトリーに持ち帰って詳しく分析できるよう、たくさんデータを集められた。

Q:チームにとって、こうした良いテストの重要性は?

マルドナード:エンストン(ロータスの本拠地)にいる全員にとって大きいと思う。もちろんドライバーとしてもクルマに対する自信を深められるから、さらにいい結果を目指すことができる。過去と現在の状況を考えれば、信じられないほどの進歩だ。ほかのチームだって開発を進めているんだからね。チームの実力の証しだよ。今後は、それにふさわしい結果をコース上で出せることを願っている。

Q:モナコについては、どういう点が特別なんでしょうか?

マルドナード:まず何より、歴史のあるグランプリで、F1を象徴するレースだ。僕は大好きだよ。過去にもすごく速さを見せられた。1年中でも一番特別な週末だと思う。雰囲気も独特だ。コースはすごくやりがいがあって、セッションが進むうちに大きく変わる。そのことを予想しておかなきゃいけない。ウォールに近づいて速く走るのは難しいし、とにかくすごくきついレースだ。集中力が要求されるし、肉体的にも精神的にもストレスが多い。唯一良くない点は、追い抜きがちょっと難しいことだね。でも、不可能じゃない。

Q:コースで一番好きな部分は?

マルドナード:カジノとプールの区間が大好きなんだ。モナコのコーナーは1つ1つすべてに違う難しさがある。それぞれ違うアプローチが必要なんだ。それがあのサーキットの素晴らしさじゃないかな。今住んでいる場所でもあるから、ひいきしているのかもしれないけれど、すごく特別な場所だよ。

Q:モナコでの最初の思い出は?

マルドナード:子どものころにテレビでF1を見ているときから、ずっとモナコはお気に入りのコースだった。初めてF1を見にいったのも、モナコだ。2003年で、フォーミュラ・ルノーの1年目だった。ファン・パブロ・モントーヤが優勝したんだ。ウォールにあんなに近づいて、あんなに速くクルマが走るのを見て、本当に驚いたよ。当時はV10エンジンだったからね。モナコでもう1つのいい思い出は、2007年と2009年にGP2で優勝したことだ。

Q:新しいF1マシンをモナコで運転するのはどのくらい難しいでしょうか。新しいスイッチやセッティングもありますね?

マルドナード:コックピットでは、いろいろなスイッチがあって変更をするので、すごく忙しいだろうね。それと、タイヤが過去にモナコで使ったものより硬いのも大きな挑戦になるはずだ。バルセロナでスーパーソフトタイヤを履いて走ったら、タイヤに何の問題もなく1周走り切ることができた。これは過去にはなかったことだ。だからその点は大きな疑問だよ。間違いなく、今一番強いチームはメルセデスAMGだ。でも、僕たちも追いつくよう集中して努力を続けている。

Q:F1を良くするための変更についていろいろ話題になっています。どういう変化を見たいですか?

マルドナード:難しいよ。結局、ルールは全員にとって同じだからね。でも、クルマの実力が近づいてほしい。それが一番大事だね。どのクルマ、どのチームでも、もっと競争が必要だ。チームとして努力しているのも、そのこと。トップに近づくことだ。

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