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グロージャン「モナコではすごく速かったけどウォールにもぶつかった!」

2014年05月17日(土)21:51 pm

ロータスのロマン・グロージャンが、モンテカルロ市街地コースで行われるF1第6戦モナコGP(25日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:チームにとって今年初となるポイントをスペインで獲得したときの気持ちは?

グロージャン:チームの全員が喜んだし、ふさわしい結果だった。エンストン(ロータスの本拠地)でもサーキットでも懸命に仕事をしているからね。オーストラリアの状況を思えば、今の状況は大きな前進だよ。だからスタッフ全員を誇りに思うし、自分たちの仕事に満足している。みんなにとって、いいご褒美になった。

Q:モナコはどんな意味を持ちますか?

グロージャン:なんと言っても、非公式のフランスGPみたいなものだからね! 去年はフランスから大勢応援に来てくれて、旗や横断幕が見られて最高だった。それから、特別なサーキットだから独特の難しさがある。ドライバーは、どんなミスも許されないコースで、冷静さを失わず、リラックスしていなきゃいけないんだ。僕はこれまですごく速かったけれど、ウォールにもぶつかっているからね! 刺激的で華やかなグランプリだ。そして、いつも未知の領域へ踏み出さなきゃならない。モナコでそれぞれのクルマがどのくらいいいのか、予想するのは難しいからね。クレイジーな1週間で、とにかく集中力と注意力が求められる。でも、みんなモナコは大好きだよ。

Q:コースで一番好きな部分は?

グロージャン:ウォールでないのは確かだね! カジノコーナーは好きだよ。少しバンクがついていて高速のちょっとしたコーナーだ。一番難しい部分はその次。ミラボーにロウズ、そして2つのポルティエ・コーナーがある区間だ。そこではスピードを自分で“作り出す”必要があるんだ。

Q:新世代のF1マシンでモナコを走るのは難しいでしょうか?

グロージャン:難しいだろうね。以前よりグリップが少ないだろうから、慎重に右足を使わなきゃいけない。エンジンマップやトルク、エネルギー回生や燃費については、ほとんどのコースより楽だと思うよ。レース距離が短いから、あまり心配する必要はないはずだ。もちろん、やっかいなセクションでは可能な限り最高のドライバビリティーが必要だ。でも、モナコで一番大事なことは、自分のクルマを信頼し、自信を持って臨めるかどうかだね。

Q:モナコで1周いいラップをまとめられたときの満足感はどんなのものですか?

グロージャン:1周走り終えたときに、すべてを出し切った、どのコーナーでもウォールぎりぎりを走ったのだから速いはずだと自分で分かるのは、特別なものだよ。モナコでは、攻めすぎと攻め足りないのとの間をうまく見つけられるかどうかが、大きな差になるんだ。

Q:非常に忙しいイベントですが、集中を保つのは難しいですか?

グロージャン:確かに、やることが多すぎるくらいだよ。自分の部屋で一人になる時間を見つけるようにして、自分のやるべきことから集中がそれないよう心がけている。スポンサーにとってはホームグランプリだから、僕たちにとってもスポンサーにとってもすごく大事なんだ。

Q:最近のE22への改良がモンテカルロで効果を発揮すると思いますか?

グロージャン:モナコで大事なのは低速コーナーだ。チームが最高に得意とするところではないけれど、バルセロナでのテストでも、チームはモナコを念頭に作業した。デコボコしたストレートとグリップの悪い路面も、モナコの大きな特徴だ。それにうまく適応できるかで、週末の良し悪しが決まることもある。セットアップで最善を尽くすよ。モナコは当然、大半のサーキットよりエンジンで決まる部分が少ない。その点は僕たちに有利だね。バルセロナでは、ポイントを取れただけでなく、予選で5番手グリッドを獲得できた点も良かった。それをモナコでもう一度できれば、最高だろうね。

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