マルドナードがトップタイムをマーク／バルセロナF1公式テスト2日目
スペインのバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで14日（水）、シーズン中のF1公式テストが行われた。今回のテストは13日から2日間の予定で行われたもので、最終日となったこの日には10チームから10人のドライバーが参加した。
初日は雨で始まった今回のテストだったが、2日目は晴天となり、最高気温24℃、最高路面温度34℃という条件のもと、各チームも精力的にテストに取り組んだ。トップタイムを刻んだのはロータスのパストール・マルドナードだった。
各ドライバーともタイヤや各種セッティングなど、さまざまに異なる条件のもとでテストに臨んでいるため、単純にタイムによる判断はできないものの、大きく信頼性を改善させ、先週末のF1スペインGP（第5戦）ではロマン・グロージャンが今季初ポイントを獲得するなど上向きの状態となってきているロータスがスピードにおいてもその実力を示し始めてきたと見ることはできるだろう。
この2日目のテストでは、メルセデスAMGがエンジン音増大に向けたメガホン式排気管アタッチメントのテストも実施。さらに、ウィリアムズでは女性開発ドライバーのスージー・ヴォルフが初めてF1カーをドライブしたことも話題となった。
なお、初日には小林可夢偉がテストを行ったケータハムだが、本来はこの日控えドライバーのロビン・フラインスがテストを行う予定だったものの、初日セッション終盤に可夢偉が喫したクラッシュにより大破したクルマの修復が不能だったことにより、ケータハムではこの日のテスト参加を見合わせている。
＜バルセロナF1公式テスト2日目の結果＞
順位・ドライバー（チーム）／タイム／周回数
1 パストール・マルドナード（ロータス）／1分24秒871／102
2 ニコ・ロズベルグ（メルセデスAMG）／1分25秒805／102
3 キミ・ライコネン（フェラーリ）／1分26秒480／94
4 エステバン・グティエレス（ザウバー）／1分26秒972／85
5 スージー・ヴォルフ（ウィリアムズ／開発ドライバー）／1分27秒280／55
6 ジュール・ビアンキ（マルシャ）／1分27秒718／55
7 セバスチャン・ベッテル（レッドブル）／1分27秒973／73
8 ダニエル・フンカデラ（フォース・インディア／控えドライバー）／1分28秒278／91
9 ストッフェル・ファンドールネ（マクラーレン／控えドライバー）／1分28秒441／136
10 ダニール・クビアト（トロロッソ）／1分28秒910／21
