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F1チームによるコスト削減提案は「話にならない」とFIA会長

F1統括団体であるFIA（国際自動車連盟）のジャン・トッド会長が、F1チームたちによって提案されたコスト削減案について「あれは冗談だ」と言い放った。

トッドが2015年からの導入を目指して提案したコスト制限規則については、F1の有力チームで構成された「戦略グループ」によって否認された。これに小規模チームたちが反発したこともあり、F1の技術ルールや競技ルールにそった形でコストを削減するための代替案をF1チーム側から提案することになっていた。

だが、先週末にF1スペインGP（第5戦）が開催されたバルセロナを訪れていたトッドは、チームから出てきたコスト削減に関する原案は「話にならない」ものだと次のように語った。

「彼らが1億ドル（約102億円）から4億ドル（約410億円）ほどの予算を持っていることは分かっている。そして彼らは200万ドル（約2億円）ほどコストを削減できれば満足のようだ」

「あんな提案は冗談だとしか言えない」

トッドは、各チームが現在費やしている金額を年間につき30パーセントから40パーセント削減することを目指していると主張し、次のように付け加えた。

「また関係者全員と会うことになるだろう。彼らがもっと思慮深いある人たちであることを期待しているし、もっと賢明な提案を持ってきてくれることを願っているよ」