バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで開催中のF1第5戦スペインGP、決勝を終えたマーカス・エリクソン(ケータハム)は次のようにコメントした。
■マーカス・エリクソン(決勝20位)
「いいスタートができてうれしかったし、可夢偉(チームメート)の後ろで19番手になっていた。ところがマルドナードがターン13に差し掛かるところで僕を追い抜こうとしてかなり激しく接触したんだ。彼の行動には僕たちがふたりともそこでレースを終えることになる危険もはらんでいたよ。でも、幸運なことにクルマは大丈夫だったから走り続けることができた。それで22番手にまで下がってはしまったけれどね」
「序盤のペースはまずまずだった。でもクルマのバランスはあまりよくなくて、マルドナードがぶつかってきたときに前に出られていたチルトン(マックス・チルトン/マルシャ)にはついていけなかった。高速コーナーではアンダーステアが強かったけれど、低速コーナーではそれとは逆にオーバーステアが強いという状態だった。だから、どこでも攻めることができなかったよ」
「2セット目のミディアムタイヤでは長いスティントを走った。2回目のピットストップを行う40周目までそれで引っ張ったよ。そこでチェッカーフラッグまで走り続けるために新品ハードに履き替えたんだ。その時点からは、ただチェッカーを受け、この厳しかった週末を終わらせることだけに集中したよ」
「僕にとってはまた新しいレースを経験できたし、これまでのように必死に学ぶチャンスを得ることができた。僕たちはもっと改善できることが分かっているし、2週間後の、モナコでの初めてのレースではこれまで以上に積極的に臨むつもりだし、ワクワクしているよ」