10日(土)に行われた2014年F1第5戦スペインGP予選で予選Q3に進出したもののギアボックストラブルの発生によりタイムを出せず10番手となっていたレッドブルのセバスチャン・ベッテルだが、決勝レースではさらに低い位置15番手からスタートすることになった。
今年のレギュレーションでは、同じギアボックスを連続で6レース使用しなくてはならないことになっており、これに違反した場合には5グリッド降格ペナルティーが与えられることになっている。ベッテルは予選で発生したトラブルによってギアボックスの交換を余儀なくされ、このペナルティーが適用されることになったもの。
また、9日(金)に行われたフリー走行2回目において、走行中に右リアホイールを脱落させてしまったトロロッソのジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)に対しては安全義務を怠ったとして10グリッド降格処分が与えられることに。このため予選で16番手となっていたベルニュは、予選をノータイムで終えていたパストール・マルドナード(ロータス)の上21番グリッドからスタートすることになった。
これにより、昨日の予選で11番手以下だったこのほかのドライバーは各1ポジションずつ上のグリッドからスタートすることとなり、予選を21番手で終えていた小林可夢偉(ケータハム)も決勝は20番グリッドからのスタートとなる。
スペインGP決勝は、現地時間11日(日)14時(日本時間21時)から行われる。