ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)がF1ドライバーズ協会(GPDA)の次期理事長職に名乗りを上げるかもしれない。
GPDAは、F1選手の権利や安全の確保を目的とする任意団体。フェラーリの控えドライバーで全日本F3000チャンピオンの経歴を持つ43歳のスペイン人、ペドロ・デ・ラ・ロサが現理事長だ。
ところが今年に入って、デ・ラ・ロサが辞めたがっているという情報が伝わった。
しかし、理事のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とジェンソン・バトン(マクラーレン)はいずれも後任の座に消極的だという。
「GPDAのトップは世界チャンピオンがふさわしいと僕は思う。より経験豊富な人が適任じゃないだろうか」と、ヒュルケンベルグは『Speedweek(スピードウィーク)』に話す。彼は26歳のドイツ人で、ドライバーとしての評価が高く、コミュニケーション能力も文句なしだ。
「でも、もし頼まれたらそのときは慎重に検討するよ」と、ヒュルケンベルグ。
彼は2009年のGP2王者を経て2010年、ウィリアムズからF1デビュー。2014年F1第4戦中国GPが終わった時点で62戦に出場している。