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スペインでの「嫌な感じ」はなくなったとハミルトン

2014年05月10日(土)14:05 pm

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが、かつてスペインでは非常に人気がなくて落ち込んでいたものの、今ではそういうことはなくなったと語った。

かつて2007年にマクラーレンでフェルナンド・アロンソ(現フェラーリ)のチームメートであり、ライバル関係にもあったハミルトンだが、一時はこのふたりの関係がかなり悪化してしまっていた。このことにより、アロンソの母国であるスペインのバルセロナではそれ以来ハミルトンを嘲笑(ちょうしょう)するように顔を黒く塗ったファンが見かけられるなど、あまりいい雰囲気ではなかったようだ。

「最初の数年は、ここではいつも嫌な感じを受けていたよ。ドライバーパレードのときなどにね」

とハミルトンはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に語っている。

だが、その後数年を経て、ハミルトンとスペインのヒーローであるアロンソの関係も改善されると、ハミルトンのスペインでの人気も高まりを見せてきている。

今年のF1スペインGP(11日決勝)を前に、ハミルトンは次のように語った。

「ここでもだんだん僕のファンが増えてきているんだ」

「僕とフェルナンド(アロンソ)の関係は普通の状態に戻ったし、彼だってイギリスに来たときは僕と同じような経験をしたんじゃないかと思うよ」

スペインのスポーツ紙『AS』のマヌエル・フランコ記者は、実際ハミルトンは今ではスペインで「お気に入りのドライバー」になっていると伝えている。もちろん、それはアロンソの次にだが。

この話を聞いたハミルトンは、「お気に入り? 本当?」と反応すると、次のように続けた。

「それを聞いてうれしいよ。僕はスペインやバルセロナに来るのをいつも楽しみにしているし、ここで勝つのが夢なんだ」

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