マクラーレンのジェンソン・バトンが、カタルーニャ・サーキットで行われるF1第5戦スペインGP(11日決勝)に向けて意気込みを語った。
ジェンソン・バトン
「F1がヨーロッパに戻る春は1年の中でも特に好きな季節だよ。パドックには慣れ親しんだ顔があふれるし、旅も短くなる。そしてチームのモーターホームも戻ってくるからね。そこで僕たちは今後5か月にわたって生活し、仕事をすることになるんだ。ここでまたちょっとばかり新たなシーズンの展開も見られるし、それは僕たちにとっても重要な部分だね」
「カタルーニャ・サーキットはどのクルマにとっても厳しいところだ。長くて高速のコーナーが組み合わされているし、空力のパフォーマンスが重要になる。その部分は今の僕たちには欠けているところだ。常に競争力のあるクルマが輝きを見せるところだし、競争力がなければ苦戦を強いられることになる」
「僕たちにとっては、サーキットに単に新しいパーツを持ち込むだけでなく、クルマの謎を解き明かし、理解するためのレースになる。そして、そこで理解したことをもとにしてパフォーマンスを大きく改善しないとならない。まだ僕たちのクルマは初期段階にある。だから、僕たちとしてはそれに施す部品のことよりも、もっと大局的に見ていく必要がある。有効な方向性を見いだし、自分たちのやり方に自信をつけ、前へ向かって進まないとね」
「このチームにはシーズンを通じてクルマを開発してゆく能力があることはみんなが分かっていることだ。だから、またすぐに前進し始めることができると期待しているし、そう信じているよ」