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フェラーリ苦戦の原因は「小さすぎたサイドポッド」

2014年05月07日(水)20:03 pm

今季ここまで苦しい戦いを強いられているフェラーリだが、今季型車F14 Tの小さなサイドポッドが空力的に不利に働いているようだとイタリアの専門誌が報じている。

今シーズン序盤3レースでは苦戦を強いられていたフェラーリだが、第4戦F1中国GPではフェルナンド・アロンソが3位に入り、今季初めて表彰台に上った。

だが、そのアロンソも、今週末開催されるホームレースのスペインGP(11日決勝)でも同じような活躍が示せると約束をすることはなかった。アロンソは昨年のスペインGPで優勝を飾っているが、それ以来優勝からは遠ざかっている。

「様子をみないとね」と語ったアロンソは次のように続けた。

「中国での結果はうれしかったけれど、まだこの先は長いし、バルセロナについても何も約束することはできないよ」

ほかのチーム同様、フェラーリでも中国GPから今度のスペインGPまで3週間あったことで、その間に大きくパフォーマンスを改善するための改良パーツをそろえてきている。

前チーム代表のステファノ・ドメニカリの離脱後、新たにマルコ・マティアッチをチーム代表にすえたフェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロは、懸命に今年のフェラーリF1カーの改善を推し進めている。

モンテゼモーロはスイスの『Blick(ブリック)』紙に次のように語った。

「速くするための方法を見いださなくてはならない。そうでなければ2014年シーズンはすぐに終わってしまうだろう」

イタリアのモータースポーツ専門誌である『Autosprint(オートスプリント)』は、フェラーリ関係者のコメントを引用しながら、フェラーリのF14 Tの小さなサイドポッドが、空力面での根本的問題を抱えていると報じている。

フェラーリのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンは、『Autosprint(オートスプリント)』の記事の中で次のように語っている。

「どうすれば今年の新たなレギュレーションのもとでさらにパフォーマンスを上げられるか研究しているところだし、このクルマにもっと競争力を持たせたいと思っている」

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