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ライコネンの不調には「驚いている」とロータスのボス

2014年04月23日(水)19:02 pm

キミ・ライコネン(フェラーリ)が昨年まで所属していたロータスのチームオーナーであり、今季はチーム代表も兼任するジェラルド・ロペスが、ライコネンが今季の新しいF1カーにかなりてこずっていることに「驚いた」と語っている。

2007年のF1チャンピオンであるライコネンは、2009年シーズン終了とともにそれまで在籍していたフェラーリを離れ、2年間ラリー競技に転身していた。その後、2012年にロータスからF1復帰を果たしたものの、財政的に苦境に立ったロータスがライコネンへの報酬支払いを滞らせたことなどにより、ライコネンは今季再び古巣フェラーリに復帰していた。

だが、ロータスに在籍していたときには、その黒と金で彩られたF1カーで非常に力強いレースを展開していた。ところが、フェラーリに移籍した今季は、ここまでのところ明らかに新しいフェラーリのクルマに苦しめられている。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』から、ライコネンが今季これほど苦戦していることに驚いたか、と尋ねられたロペスは「ああ、もちろんだよ」と答え、次のように続けた。

「我々のところにいたときは、彼は強いドライバーだった。だから、そのギャップには少しばかり驚いているよ」

「だが、私もフェルナンド(アロンソ/フェラーリ)がどれほど強いかは知っている。もし彼がここ何年かレッドブルに乗っていたらどうなっていたことだろうね」

そう語ったロペスは、さらに次のように続けた。

「しかし、我々はキミだっていいドライバーだということを知っている。彼にとっては新しいチームだし、キミは周囲で起こっている多くのことに左右されているよ」

「我々のところにいたときは、彼はいつも気楽にしていたよ。もちろん、なぜ物事が彼に対してうまく作用していないのか、その理由ははっきりと分からないがね」、とロペスは締めくくっている。

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