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マクラーレンの苦戦は首脳交代の影響とラウダ

2014年04月22日(火)7:00 am

マクラーレンは、チーム首脳が交代した影響を受けていると3度のF1チャンピオンであるニキ・ラウダは分析している。

2週間前のF1第3戦バーレーンGPでマクラーレンのジェンソン・バトンは、自分たちより速いのは今季全戦優勝のメルセデスAMGだけだと話していた。

ところが第4戦中国GPでは、バトンもチームメートのケビン・マグヌッセンもポイント圏外で終わってしまった。

バトンは悔しさを隠していない。

「ここには、みんなそれほど(新パーツを)持ち込んでいないと思う。だから、自分たちがどうなっているのかよく分からないよ」

「ファクトリーでは前向きな気持ちを持ち続けて、改良してくれるといいけどね。今の状態では足りないよ」

2014年シーズン開幕前に、昨年までのマーティン・ウィットマーシュからチーム代表を引き継いだエリック・ブーリエは、レース後にバトンとマグヌッセンと話し合うと語った。

「2人ともイライラがたまっている」

「だが、約束できるよ。データを見れば、マクラーレンが復活するのが見て取れる。それこそが一番大事なことだ」とブーリエが語ったことを『Mirror(ミラー)』が伝えている。

一方、メルセデスAMGの非常勤会長も務めるラウダは、マクラーレンが2013年にひどい不振に苦しんだことと、それを受けてチーム首脳を変えたことが現在の不調に関係すると見ている。

マクラーレンは、チーム代表交代とともに、いったんは現場を退いたマクラーレングループ会長のロン・デニスが、グループCEOも兼任する形でF1チームに戻っている。

「去年もマクラーレンはトップクラスのクルマではなかったと言わざるを得ない」

「従って、昨年の不調を乗り越えて今の新しいフォーミュラに取り組まなければならない。新たな武器があれば、ラッキーだ」

「だが、そうしたものがないとして、その上ウィットマーシュが去り、ロンが復帰するという大きな変化があった。物事が変わるのには時間がかかる。一夜にして変わることはない」とラウダは話している。

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