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「ライバルチームのあきらめムードは作戦のうち」とロズベルグ

2014年04月21日(月)11:58 am

レッドブルが今年の年間タイトル獲得の可能性は低いだろうと語っている事について、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグはそういった発言はすべて作戦のうちだと考えている。

現在トップを独走するメルセデスAMGを追いかけるレッドブルやフェラーリのレースペースは、F1中国GP(第4戦)ではメルセデスに近づいてきているように見えた。

しかし現世界チャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、18日(金)にメルセデスのW05の後を走った感想として「どうにでも好きなように走れているようだね。それでもまだ実力を隠しているのかもしれないよ」と、ドイツの『DPA News Agency(DPAニュース通信)』に語っていた。

ライバルたちはメルセデスの強さにお手上げといった状態にも見えるが、現在ドライバーランキング1位のニコ・ロズベルグはそれもすべて戦略的な動きだと考えている。

「レッドブルを今年のタイトル争いの候補から落とすのは間違いだよ」

『Der Spiegel(デア・シュピーゲル)』にそう語ったロズベルグは、さらに次のように続けた。

「彼らはどうもチャンピオンになる可能性が薄いと思わせたいみたいだけど、僕はそれも彼らの作戦だと思ってるんだ」

「セバスチャンとダニエル(リカルド/レッドブル)が今季どこかで優勝するのは確実だよ」

そう言うメルセデス側も同様に情報戦略を展開しているようだ。

ジェンソン・バトン(マクラーレン)は、メルセデスAMGはライバルたちのペース向上をそれほど気にする必要は無いはずだと金曜日に語っている。

「だって、メルセデスが開発をやめて突っ立ってるわけじゃないんだから」

「ほかのチームがレースで優勝できる可能性が出てくるのはシーズン後半になってからだよ」

元F1ドライバーのデビッド・クルサードもバトンの考えに同意している。1つのチームがこれだけ飛び抜けているのは、彼がマクラーレンにいた1998年以来だという。

「だが、あの時も、フェラーリ独走の時代にもここまで顕著ではなかったよ」と、クルサードはオーストリアの『Laola1(ラオラ1)』に語っている。

「当時は1周あたりコンマ5秒から1秒ほどの差だったが、今のメルセデスはどこよりもほぼ2秒は速い」

「フェラーリとルノーには頑張って追いついて欲しいね。でなければメルセデスが圧勝で終わるシーズンになってしまうよ」

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