キミ・ライコネン(フェラーリ)は、フェラーリに復帰した2014年の不振をモチベーションの低下と結びつけようとするメディアに強く反論した。
F1第4戦中国GPで、チームメートのフェルナンド・アロンソは今季初の表彰台をフェラーリにもたらしたが、ライコネンはレースウィーク3日間通して苦しんでいた。
アロンソは、チェッカーフラッグを受けた時のライコネンとのタイム差を「1分」と表現したが、実際のところは50秒だった。
自ら「アイスマン」を名乗る普段は冷静なライコネンだが、現在の苦戦の原因はモチベーション低下が原因なのではないかと聞かれると、次のように反論した。
「なんでこの話を何度も出してくるのか理解できないね」
「モチベーションがなかったらここにはいないし、当然あんたたちの質問にも答えたりしていない」とライコネンが強い口調で言い返したとドイツのメディアが伝えている。
「もう長くやっているから、時にはこういうこともあるのは分かっているさ」
しかし、なぜここまで苦しんでいるのかについては、はっきり分からないとライコネンも認めている。
「レース中はとにかく遅すぎた」とライコネン。「だけど、大きな問題は1つも見つかっていない」
ライコネンは中国で別のシャシーを使ったが、問題はシャシーではないとライコネンは話している。「たぶんドライビングスタイルとコースと温度に関係があるんだろう」