レッドブルの燃料流量センサーに度重なる故障が起きている原因は、フランスのトタルが供給する燃料にあるようだ。
今年から燃料流量に上限が設けられたため、それを計測するセンサーの搭載が義務づけられており、全チームにギル社が提供している。しかし、特にレッドブルのセンサーに度重なる故障が起きており、F1第4戦中国GPの予選でも問題が起きた。
センサーが故障した際は、ほかの計測方法を取ることでF1統括団体FIA(国際自動車連盟)と合意ができており、レッドブルはそれに従ったようだ。
一方、問題を引き起こしている原因の調査も続いている。
『Speedweek(スピードウィーク)』は、原因はおそらくトタルの供給する燃料にあるとF1統括団体FIA(世界自動車連盟)のファブリス・ロムが説明したことを伝えている。
「センサーの密封部分をトタル製燃料の化学成分が痛めている可能性がある」
「これが起きると、センサーが正確に作動しなくなる」とロムは話したという。
しかし、トタルを使用するほかのルノーエンジンのチームよりレッドブルのセンサーにトラブルが多い理由については、はっきりしていない。