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マクラーレン、レッドブルを提訴へ

2014年04月20日(日)8:30 am

マクラーレンのロン・デニスは19日(土)、レッドブルとの紛争解決を求めて高等裁判所に訴え出る方針であることを明らかにした。

レッドブルがロン・ファロウズの引き留めに成功。彼らの発表を受け、今月に入ってマクラーレンのチーム新代表エリック・ブーリエは、問題を「顧問弁護士に預けた」と発言している。

元はと言えば昨年末、マクラーレンがレッドブルの空力責任者ピーター・プロドロモウと彼の「腹心」であるファロウズの二人を引き抜いたのが発端であることは既報のとおりだ。

しかしファロウズがガーデニング休暇を終えマクラーレンで働きはじめる段階になって、レッドブルはファロウズを新しく「空力主任」に登用、従ってチームに留めおくと言い出したのだ。

これに対してマクラーレンは、ファロウズと「法的に有効な契約」を結んだと主張。

デニスは上海で次のような声明を発表する。「残念だ。一連の出来ごとはまったく受け入れられない」。デニスによると、ファロウズはマクラーレンのおひざ元であるサリー州にわざわざ引越しておきながら、レッドブルに復職したという。

「彼に、そのような形で翻意する法的な権利はない。彼は我々の雇用オファーに同意し、その印として契約書に署名したのだ」と、デニス。

「案の定、彼は約束の初日に就業せず、我々からの電話やショートメール、Eメールに何一つ返答しなかった」

「レッドブルの声明で、ようやく事態が飲み込めた。遅まきながらファロウズは明らかにしたのだ、彼らの空力主任になったと」

「このような結果となったからには、マクラーレンが取れる現実的な対抗策はレッドブルを相手取って高等裁判所に訴えを起こす以外にない」とデニスは言明する。

こうした19日(土)のデニスのコメントにレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ファロウズの再雇用を「精いっぱい」守ると、次のように『PA通信』に語る。

「我々の見解としては、対応スべき問題などこちらには何もない」

「どうせならロンは私に電話をくれれば良かったのに」

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