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中国でもメルセデスAMGには勝てないだろうとライバルたち

2014年04月20日(日)14:59 pm

今季は開幕以来メルセデスAMGが圧倒的な強さを示している。ライバルチームたちも、今日決勝が行われるF1中国GP(日本時間16時開始)においてもメルセデスAMGを打ち破ることはできないだろうと考えているようだ。

前戦バーレーンGP(第3戦)に比べれば明らかに改良が進んだフェラーリだが、フェルナンド・アロンソは19日(土)に行われた予選で5番手となった後、母国スペインのメディアに対し、優勝できる可能性は低いだろうと次のように語った。

「これはスポーツだし、不可能なことは何もないよ」

「でも、もし明日のレースで僕たちが優勝したとしたら、ちょっと不思議だろうね。そうなったらまず自分の目をこすってみることになるだろう」

さらに、中国GP予選でメルセデスAMG勢に割って入ったレッドブルでさえ、優勝できる可能性はあまりないと考えているようだ。

レッドブルは力強いメルセデスAMGと戦うことができるか、と尋ねられたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、「もし全部のストレートにふたつずつシケインがあったら、イエスと言えるよ」と答えている。

一方、ポールポジションを獲得したチームメートのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)に予選で1秒以上の差をつけられ4番手に終わったニコ・ロズベルグだが、それは自分のステアリングに備えられたディスプレイのせいだったと次のよう語った。

「僕は、コンマ5秒速いタイムを刻みながら最後のコーナーに向かっていた。ところが、僕のステアリングホイールに備えられたディスプレイのタイム差表示には、僕の方がコンマ2秒後れていると表示されていたんだ。それで僕は大きなリスクを冒して攻めるしかなく、そしてスピンしてしまったよ」

だが、メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、2番手のダニエル・リカルド(レッドブル)にコンマ6秒もの差をつけたハミルトンは、19日(土)の予選では「異次元の強さを示していた」と語った。

事実、ハミルトンは中国GP予選で通算34回目のポールポジションを獲得し、伝説的なF1ドライバーであるジム・クラークやアラン・プロストの記録を追い抜いてポールポジション獲得数では歴代4位となっている。そして、日曜日の決勝では今季第2戦から3戦連続勝利の達成に臨むことになる。

元F1ドライバーのパトリック・タンベイは、フランスの『RMC』に対し、次のように語った。

「もっとも注目に値するのは、彼とほかのドライバーたちとのタイム差だよ」

「この差を生んだのは、おそらくそのドライバー自身によるところが大きいだろうね」、とタンベイは結んでいる。

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