F1中国GP決勝レース、最終ラップで見事な追い抜きを披露した小林可夢偉(ケータハム)だったが、レース後、チェッカーフラッグが間違えて1周早く振られていたことが判明した。
このため、FIAのF1スポーティングレギュレーション第43.2項により、公式結果では周回数が54周と本来より2周少なくなっており、2名のリザルトが変わっている。変わってしまったのは、小林可夢偉とジュール・ビアンキ(マルシャ)だ。
小林可夢偉はライバルのビアンキを追い抜いて17位になったのが国際映像でも映し出されていたが、先ほど発表された公式リザルトでは、この時はすでにチェッカーが振られた後ということになってしまい、可夢偉の結果は追い抜く前の18位へ、追い抜かれたはずのライバル、ビアンキは17位に上がっている。
F1スポーティングレギュレーション第43.2項にはこう書かれている。
「予定されていた周回数よりも、何らかの理由でレース終了のシグナル(合図)が出された場合、レースは終了されたものとみなされます」