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小林可夢偉「最終ラップの追い抜きが無効になって本当に残念」

2014年04月20日(日)21:52 pm

上海インターナショナル・サーキットで行われたF1第4戦中国GP、決勝を終えた小林可夢偉(ケータハム)は次のようにコメントした。

【結果】F1中国GP決勝、タイム、ギャップ、ピット回数の結果一覧

■小林可夢偉(決勝18位)
「18位というのは、うれしい結果ではありませんが、ジュール(ビアンキ/マルシャ)とすごくいいバトルができたので、今日のレースの展開には比較的満足しています。でも、最終ラップの追い抜きがチェッカーフラッグの間違いで無効になってしまったのは、本当に残念ですね。僕たちとは関係ないことですから。レース最後の数周は、ジュールと本当にいいバトルをしていて、そのときは最終ラップだった周に捕らえることができました。でも、間違ってチェッカーが1周早く振られていたことが分かったんです。レース後にそれが分かるまでの間は、小さな勝利ではあるけれど、チームが喜ぶ姿を見られて良かったですね。2014年最初のきつい4戦の最後に、みんなを元気づけることができたんですから」

「スタートは最高ではありませんでしたが、1周目で2つ順位を取り戻しました。そのあとはマルドナード(ロータス)といい戦いをして、18周目に前に出られてしまいました。11周目に最初のピットストップで新しいミディアムに交換したときは、スタッフがすごくいい作業をしてくれたおかげで、その後も途中までマルドナードの前にとどまることができたんです。でも僕たちのクルマは、オプションタイヤでは彼を抑え切るほどの競争力がなくて、いったん前に出られてしまうと、取り返すペースはありませんでした。それで、そこからはマルシャを倒すことに集中しました」

「予定通り3回ストップ作戦にしたおかげで、何度か面白い場面に遭遇しましたよ。特にベッテル(レッドブル)については、追い抜いていいと言われたんです。彼は燃料をセーブしていてタイヤも古いのに対して、僕は3回目のピットストップ後で新しいソフトタイヤだったので。彼はあまり喜んでいなかったそうですが、あのときはすぐに引き離せるくらい僕の方がいいペースだったので、計画がダメにならないよう、すぐそうしました」

「もちろん、最後のピットストップを終えて新しいソフトにしてからは、僕たちの本当の相手はマルシャでした。すぐチルトンに追いつくことができて、そのあと数周でビアンキとの差をつめました。ただ、ほかのクルマもいましたけどね。レースのあの段階になると、いつもそれで僕たちのレースがすごく難しいものになってしまいます。ジュールとは本当にいいバトルで、クリーンな戦いでした。バックストレートエンドのヘアピンへの飛び込みで、ようやく彼を抜くことができました。その前に11コーナーでフェイントをかけて、ストレートでより近づいて走って14コーナーで仕掛けたんです。言ったように、自分たちに何の落ち度もないことで、あの結果は無効になってしまったわけですが、とにかくスペインに向けてより深く追求して、そこでやり返すしかないですね」

「レース最初の3分の1でマルドナードといいレースができたわけですが、まだロータスやザウバーを上回るペースがないのは明らかです。でも、スペインにはいいパッケージが来ることになっているので、なんとしても差を縮める努力をしますよ。最初の4戦は厳しいものでしたが、今日は2台とも完走して、信頼性の面で僕たちとルノーが進歩したことを証明しました。ここからさらに積み上げていかなければいけません。次の2週間で充電して、より強くなってバルセロナへ向かいたいですね」

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