今週フェラーリの新チーム代表に就任したマルコ・マティアッチは、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が不振の続くチーム離脱を考えているのではないかといううわさを否定した。
F1中国GP(20日決勝)で改良パーツを持ち込んだフェラーリは、改善のきざしも見せている。しかし、移籍5年目でいまだタイトルのないアロンソについて、前チーム代表ステファノ・ドメニカリの突然の辞任で堪忍袋の緒が切れかかっているのではないかという憶測は消えていない。
中国GP初日の18日(金)にようやくサーキットに姿を現したマティアッチだが、アロンソとの関係に疑問を呈するメディアもいる。
しかし、マティアッチが次のように語ったとスペインの『AS』紙は伝える。「アロンソは偉大なプロだ。素晴らしいドライバーで、おそらく選手権で一番だろう」
「フェルナンドはフェラーリでタイトルを勝ち取ることを願っていると思う」
しかし同時にマティアッチは、チームを一切変えないことは否定している。
「まずは、チーム内でどこが良い部分なのかを見る必要がある」とマティアッチはイタリアの『Sky(スカイ)』に語った。
「介入することもできるが、それは、さらに強くなることが確実な場合だけだ。我々は素晴らしいチームなのだからね」
「確固たる将来を築くために必要なことは何でもする権利がある」とマティアッチは話している。