上海インターナショナル・サーキットで開催中のF1第4戦中国GP、予選を終えた小林可夢偉(ケータハム)は次のようにコメントした。
■小林可夢偉(フリー走行3回目16番手/予選18番手)
「フリー走行3回目はウエットでしたから、グリップも低くて、みんな注意しながら走っていました。ですが、なんとか12周を走行することができました。インストレーションを除いては、すべてインターミディエイトタイヤでした。クルマには問題はありませんでした。ちょっとオーバーステアが強かったですが、2回の走行プログラムではブレーキングでいくらかタイムを向上させることができましたし、何の問題も抱えることなくセッションを終えることができました」
「予選が始まる前には雨が降っていました。ですが、路面の状態はインターミディエイトとフルウエットのちょうど分岐点のところでした。それで僕たちはインターミディエイトで出て行ったんです。それによってQ1で驚くような結果を出すための最高のチャンスが生まれるかもしれなかったからです。確かに、インターミディエイトではかなり難しかったですね。でもウエットタイヤに適していたのは最初の走行のときだけだと思ったので、僕たちは2回目の走行でもそのままインターミディエイトを使い続けることにし、チェッカーが振られるまで走り続けました」
「2回目の走行のときにはコンディションもわずかながら改善されていました。それでも、まだ僕たちがインターミディエイトでアドバンテージを得るには十分ではありませんでした。ですから、ビアンキ(ジュール・ビアンキ/マルシャ)の前で18番手になり、グティエレス(エステバン・グティエレス/ザウバー)との差もコンマ3秒というところにつけられたということは、今日はできる限りのことがやれたと言ってもいいと思います」