ダニエル・リカルド(レッドブル)は、チャンピオンチームにふさわしい実力があることを証明していると自信を深めている。
昨年までリカルドが所属していたのは、すでに解散したHRTとレッドブルの姉妹チームであるトロロッソで、いずれも下位の小規模なチームだった。しかし今年から、引退した同じオーストラリア人のマーク・ウェバーの後を継いで、4連覇中のチャンピオンチームであるレッドブルにステップアップした。
今のところ、レッドブルの今年のマシンRB10はリカルドのほうが乗りこなせており、4年連続チャンピオンのチームメート、セバスチャン・ベッテルを上回っていると評価する者が多い。
「チームはちょっと驚いているよ」とリカルドは笑顔で『Telegraph(テレグラフ)』のインタビューに答えている。
F1中国GP(20日決勝)では、雨の予選でベッテルを上回る2番手を獲得したリカルドだが、シーズン序盤は決勝で運に見放されていた。
開幕戦オーストラリアGPでは2位表彰台を獲得しながらレース後に失格処分となり、第2戦マレーシアGPではトラブルでリタイアしたが、第3戦バーレーンGPでようやく4位フィニッシュを果たし、ポイントを獲得した。
リカルドは、現在の状況が自分の期待以上だと話している。
「どう言えばいいのか分からないよ。ごう慢に聞こえたら嫌なんだけど、僕は自分のことを強く信じているんだ。ちゃんとした道具とチャンスがあれば、自分の実力を示せるはずだと信じていた。そして今、それを示しているんだ」とリカルド。
「自分では驚いていないよ。でも、できるんだと自分で確認できたのは良かった。これをこれからも続けていけるはずだ」