今季ここまで圧倒的な強さを誇っているメルセデスAMGだが、スタッフを削減する準備に取り掛かるようだとの報道が行われた。
イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』が報じたところによれば、メルセデスAMGの非常勤会長であり、かつて3度F1チャンピオンに輝いた伝説的元F1ドライバーのニキ・ラウダが、同チームのシャシー部門があるブラックリー、そしてエンジン関連施設があるブリックスワースの両ファクトリーについての調査・分析を実施。その結果、1,250人にも及ぶスタッフ数は多すぎるという結論に達したという。
現在のメルセデスAMGは、ブラウンGPを買収して2010年からメルセデスの名前でF1に復帰。世界有数の自動車メーカーであるダイムラーの傘下にあるメルセデス・ベンツのワークスチームとして今季で4年目を迎えている。2010年から2012年まではF1復帰を果たしたミハエル・シューマッハとニコ・ロズベルグのドライバー体制で臨み、昨年からはシューマッハに代えてマクラーレンからルイス・ハミルトンを迎え入れていた。
昨シーズンは、4年連続チャンピオンとなったレッドブルに次ぐチーム別ランキング2位を確保。エンジンルールなどが大きく変わった今季は、開幕から3戦連続でポールポジションと優勝を勝ち取るという絶対的強さを示している。