ライコネン「少しばかり上向きになるのを期待している」
フェラーリのキミ・ライコネンが、上海インターナショナル・サーキットで行われるF1第4戦中国GP（20日決勝）に向けて記者たちの質問に答えながら、意気込みを語った。
■前チーム代表ステファノ・ドメニカリの辞任について
ライコネン：みんな少しばかり驚いたけれど、それはステファノが自分で決めたことだからね。そうしたほうがいいと彼が感じたのであれば文句はないよ。まぁ、仕方ないね。個人的には残念だと思っている。彼はすごくいい人物だし、もう何年も一緒に働いてきたからね。でもそれはしかたのないことだし、チームもこの状況にうまく対処できるはずだよ。
■新代表のマルコ・マティアッチについて
ライコネン：彼も、ここには素晴らしい人たちによるチームがあることが分かるはずだよ。みんなは彼がすぐに落ち着けるよう手助けをすると思う。何も問題があるとは思わないし、彼はきっと僕たちのためにいい仕事をしてくれるはずだよ。彼は僕たちを前進させるために必要なものをすべて手に入れられると思う。
ライコネン：でも、すぐには何も変わらないよ。奇跡なんてないしね。僕たちも現時点で自分たちがどういう位置にいるのか分かっているし、どの部分を改良すべきなのかということも分かっている。でも、それは一晩で解決できる問題じゃないんだ。
■今後に向けた展望
ライコネン：前回のレースでは、クルマから受ける全体的な感触はよくなってきていたよ。バーレーンでの問題はただちょっと遅すぎたということだ。すでに今週末にはいくつかの小さな部分の改良パーツが手に入るはずなんだ。いつ自分たちが望むようなレベルに到達するかは分からないけれど、ルールが新しくなったことで、突然大きく改善できる可能性もあるものだよ。でも、進歩が後れるような場合もよくあるけれどね。
ライコネン：僕たちがこれまでのレースを通じてよりよくクルマを理解できてきたのは重要だよ。メルボルン（開幕戦）からは大きく改善されているんだ。ほかのチームもやはり進歩してきているからそれをはっきり示すのは難しいけれどね。バーレーンは僕たちにとってはかなり厳しいレースだったけれど、ここでは少しばかり上向くことを願っているよ。
