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F1にアクティブサスペンションが復活か?

2014年04月17日(木)0:12 am

F1がコスト削減を目的として、高度に洗練された「アクティブサスペンション」を復活させることになるかもしれない。

『Telegraph(テレグラフ)』のダニエル・ジョンソン記者が、F1中国GP(20日決勝)の舞台となる上海から、このアイデアはF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の今後に向けた試案のひとつとして上げられているものだと伝えている。

最近、FIAのジャン・トッド会長が計画した予算制限案がチーム側から拒絶されたが、これを受けてのことだという。

アクティブサスペンションとは、路面の状況などに応じてサスペンションを電子的に制御し、クルマの走行安定性を高めるシステムだ。このアクティブサスペンションを導入したウィリアムズが圧倒的な強さで1992年シーズンを席巻。その後各チームもこぞって導入を行ったが、1993年限りで使用が禁止されている。

だが、このシステムを導入することで、現在の複雑なF1カーのセットアップが、より簡単かつ少ない費用で可能となり、結果としてコスト削減につながると考えられている。

ジョンソンは、2017年までにすべてのクルマに「FIA基準によるアクティブサスペンション」が装着されることになるかもしれないとし、そうなればF1レースの現場においてはスタッフの人数が今よりも少なくても機能できることになるだろうとしている。

また、そのほかのコスト削減案として、同一ギアボックスの使用レース数を増やすことや、パドックでの作業禁止時間の延長、そしてフロントウイングのデザインの単純化などが上げられているとされ、これらは3年計画の一環をなすものだとされている。

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