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メルセデスAMG、燃料流量違反問題の聴聞会でレッドブルを非難

2014年04月14日(月)21:21 pm

今季のF1開幕戦オーストラリアGPで、2番手でゴールしたダニエル・リカルドが燃料流量違反で失格となったことに対してレッドブルが提訴。その聴聞会が14日(月)パリで始まったが、そこで、ライバルチームであるメルセデスAMGは過去4年連続でF1チャンピオンとなったレッドブルの姿勢に対して激しく非難を行った。

レッドブルが失格処分を受けたのは、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)によって使用が義務付けられている燃料流量センサーの数値を無視してレースを続けたという理由のためだ。

だが、レッドブルの弁護士は、FIAが用意したジル・センサーズ社のセンサーは「欠陥品」であり、それゆえにレッドブルは独自の流量管理を行ったと主張。だが、メルセデスAMGの法定代理人はこれに対し、オーストラリアで起こったことは、レギュレーションに対する「明白な違反」だと反論を行った。

メルセデスAMGの弁護士は、『AP通信』に対し次のように述べた。

「レッドブルでは計測手段を自ら選別できる権利を有していると考えている」

FIAの弁護士も同じ表現を用いながら、「チームには自ら選別することはできない」と、その発言に同意を示した。

FIAの弁護士はさらに、「スポーツの基本精神は、全員が公平な基準のもとに競技を行うというものだ。誰もがルールを守らなくてはならず、一部の者にだけそうした権利は認められない」と付け加えた。

『Reuters(ロイター通信)』が報じたところによれば、メルセデスAMGの弁護士は、5人で構成されている審査団は、14日(月)にレッドブルに対してさらなるペナルティーを科す可能性があると語ったという。

この聴聞会には、メルセデスAMG以外にも、マクラーレン、ロータス、ウィリアムズ、そしてウィリアムズが代理人を出席させている。

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