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ミハエル・シューマッハにさらなる回復の兆候

2014年04月14日(月)15:53 pm

かつて7度F1チャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハの容体は改善し続けており、それを示す小さな兆候が見られるようになっているとマネジャーであるザビーネ・ケームが語った。

昨年末のスキー事故以来、すでに3か月以上にわたってこん睡状態となっているシューマッハだが、ケームは最新の公式声明の中で、シューマッハが「意識を取り戻り、覚醒(かくせい)に向かおうとする瞬間」があると述べていた。

そして、ケームは13日(日)にドイツのテレビ局『ARD』に対し、「私たちを喜ばせ、大きく力づけてくれる小さな改善が見られるのです」と語った。

ケームは、シューマッハがいずれは「リハビリ専門病院」へ移される可能性があることも認めつつも、今後についてはまだ予断は許されないと次のように続けた。

「症例はそれぞれに異なります。脳の損傷による影響は人によって違うものなんです。どんな医師でもこうした疑問に答えることはできないでしょう」

そう語ったケームはさらに、シューマッハには単に目を覚ますだけでなく、「意識」を取り戻す瞬間があると強調し、次のように説明を行った。

「恐らく、非常に限定されたものではあるでしょうが、周囲の環境との相互作用ができるんです」

また、ケームは、かつてのF1専任医師であったゲイリー・ハートスタインを含む「外部の」医師たちに対し批判を行った。彼らが容体に関する詳細を「何も知らない」にもかかわらずシューマッハの件についてコメントを行っているためだ。

さらに、ケームは、以前神父に変装してシューマッハの病室に侵入しようと試みたメディア関係者がいたが、そういう試みを行ったものはそのひとりだけではなかったことを明らかにしている。

「ほかにも、ミハエルの父親を装って入り込もうとした人物がいました」

そう述べたケームは、次のように付け加えた。

「おそらく写真かビデオを撮りたかったのでしょうが、これまでたくさんの人物がICU(集中治療室)に入ろうと試みています」

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