アメリカのジーン・ハース率いるチームが、11日(金)にモナコで行われた世界モータースポーツ評議会で、2015年F1へのエントリーを正式に承認された。
ハースの新チームは「ハース・フォーミュラ」という名前だ。ハースはアメリカのNASCARチームのオーナーだが、NASCARの共同オーナーであるトニー・スチュワートはF1のプロジェクトには参加しない。
ハースは11日(金)の声明で「これから本当に大変な仕事が始まる」と述べている。
正式な承認を得ていなかった先週は、エンジンサプライヤーを含め、すべてが「宙に浮いた状態」だとハースは話していた。
「事態が進むにつれてはっきりしてくるだろう。だが、参加を実際に通知してもらわなければ、具体的なことは何もできない」
エンジンについては、昨年までF1にエンジンを供給していたコスワースと共にフォードの名前を再びF1に持ち込むのではないかという憶測もあるが、ハースは次のように話している。
「エンジンサプライヤーは3つしかない。ルノー、メルセデス、フェラーリだ」
「来年はホンダもあるが、おそらくホンダはあまり可能性がないだろう」
「メルセデスとフェラーリと交渉をしている。ほんの準備段階の話し合いだが、まだ何も固まっていない。それが次の動きになるのではないかと思う」とハースは現状を明らかにしている。