NEXT...F1開催スケジュール

F1経営を視野に各チームが話し合い

2014年04月10日(木)15:37 pm

バーニー・エクレストンは9日(水)、数チームがグループを組んでF1に投資する方向で検討していることを明らかにした。

F1のCEOはエクレストンだが、彼自身はわずか5%しか株を所有していない。大株主として経営権を握っているのは投資ファンドのCVCだ。先週末のF1第3戦バーレーンGPでは、そのCVCから株を買い取るべく、エクレストンがチームの取りまとめを行っているという話だった。

贈賄の疑いから今月末、ドイツで裁判を控えているエクレストン。仮に有罪の判決が下るとCVCによって最高経営責任者の職を解かれる。

そこでうわさされるのが、エクレストンの新たな一手だ。ミュンヘンで開かれる裁判の判決いかんを問わず、株主になってくれそうなチームを表に立たせ、裏からF1を操ろうというのである。

エクレストンは同じ9日、F1チームで構成されるグループがモータースポーツの最高峰への投資について「話し合い」を行ったのは間違いないと、アメリカ『Bloomberg(ブルームバーグ)』に語っている。

ただチーム名は明らかにしなかった他、エクレストンは話し合いに参加しなかったという。

「彼らグループがどのような結論に達したかは、これからの話だ」と、エクレストン。「株を買う方向で結束を固めたとしてもおかしくない」

また、話し合いはあくまで「ただの会話レベル」であり、「立ち消えになる」可能性もあるという。

バーレーンでは、F1チームのコンソーシアムで中核にいるのはフェラーリとレッドブルだとうわさされていた。両チームがエクレストンと手を組んで2014年新規則を厳しく批判、株価が下がったところでF1を買い取る目論みではないかとの話だ。

イギリス『Sky(スカイ)』が、こうした計画についてバーレーンでエクレストンに質問したところ、彼は次のように答えた。「さあ、それは無いんじゃないか」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック