米国発チームの2015参戦はいまだ不透明
アメリカのNASCARチームの共同オーナーであるジーン・ハースが、2015年からのF1参戦に関して、F1統括団体であるFIA（国際自動車連盟）からまだ正式な通知を受け取っていないことを明らかにした。
F1バーレーンGPが開催された先週末のバーレーンにおいて、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンがハースの申請はほぼ間違いなく受理されると語ったのに加え、さらにもう1チームの参戦も認められることになるだろうと語っていた。そのもうひとつのチームとは、かつてHRTやフォース・インディアでチーム代表を務めていたコリン・コレスが率いるチームだと考えられている。
FIA会長のジャン・トッドもそのエクレストンの発言内容を認め、「数日以内に」正式な発表が行われるだろうとしていた。
だが、アメリカのハースは、まだエクレストンやFIAからはその話は聞いていないと次のように語った。
「我々はまだFIAからの通知は受け取っていない。だが、バーニーはほぼF1を代表するような人物だから、きっと彼の言う通りになるはずだ」
だが、ハースは、自身が経営する大手産業機械メーカーであるハース・オートメーション社への注目度を高めるためにF1への参入を決断していたものの、2015年からの参入承認を受けるのが遅れることについて不安を抱いていることを認め、次のように続けた。
「本当は2か月前に分かっていなくてはならなかったんだ」
「もしエクレストン氏が我々の参入を認め、FIAが今後数週間のうちに何らかの通知をしてくれば、そのときは2015年（の参入）について受け入れることもできる。だが、もしまたひと月遅れるようであれば、そうできるとは思わないよ」
F1最高権威のエクレストンも、ハースが2015年に「登場」することになるのかまだ定かではないと認め、イギリスのテレビ局『Sky（スカイ）』に次のように語った。
「エントリーの登録だけなら簡単だがね」
