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マルシャがロシアのチームオーナーと離別

2014年04月09日(水)16:36 pm

F1チームのマルシャが、これまでのチームオーナーであったロシアのスーパーカー・メーカーとの関係を解消したことが明らかとなった。

ロシアの『RIA Novosti(ロシア・ノーボスチ通信社)』のスポーツ部門が報じたところによれば、ニコライ・フォメンコが率いるロシアのマルシャ・モーターズはすでに自動車の製造から手を引くとともに、イギリスに本拠を置き、マルシャの名前が冠されたF1チームの所有権も手放したという。

『RIA Novosti(ロシア・ノーボスチ通信社)』は、マルシャ・モーターズのスタッフたちは「その大部分がすでに同社を離れ、国営の技術研究所へ移籍した」と報じた。

F1チームのマルシャで広報担当を務めるトレーシー・ノバクは、「スーパーカーのプロジェクトは野心的なものでしたが、残念ながらクルマを市場に送り込むには至りませんでした」と、その報道内容を認めたものの、「これによるF1チーム運営への影響は何もありません」、と主張している。

ノバクは、チームの所有者はやはりマルシャの名前が付くマルシャ・コミュニケーションズ社に移っていると説明。

イギリスのダブリンには、マルシャ・コミュニケーションズ・アイルランド社という企業が登記されている。これについて質問を受けたノバクは、次のように答えている。

「2つの会社には財政面も技術面も関連はありません。F1チームは、ここしばらくの間独自に運営されてきています」

最近、フォメンコはチームの売却についてセルビアに本拠を構えるステファンGPのオーナー、ゾラン・ステファノビッチと交渉を行っていると報じられていた。だが、ノバクは今後に向けてチームが消滅する恐れはないと次のように続けた。

「F1チームは2014年シーズンに向けて前向きなスタートを切っています。そして、レースにおける大きな望みを実現するために、継続的に成功を果たしていくことを目指しています」

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